傾聴によって癒されるのはなぜか?

私たちはどんな時に癒されたと感じるでしょうか?大自然の中にいる時?マッサージをしてもらった時?コンサートで盛り上がった時?素敵な料理を食べた時?動物を可愛がった時?人によって、癒しも様々です。
 

1.癒しの本質

人は自分が自分のままでいられる時ほど「癒し」を感じます。他の人の視線を気にしたり、評価を気にしている時ほど癒しから程遠い状態になります。緊張、不安のような状態ですね。

1)大自然がもたらしてくれるもの

大自然は私たち自身の気持ちを解放し、小さい個人ではなく、大自然の一部となったかのような感覚をもたらせてくれます。それも癒しの一つと言えます。

2)マッサージは?

マッサージやヨガは他の人に合わせて姿勢をとることなく、自分の心身を大事に自分らしい状態にもどることだと言えます。また、人に大事にしてもらえる経験でもありますね。それも癒しにつながります。

3)では傾聴は?

傾聴をする時には話し手の世界観、気持ちを100%使って話を聴きます。肯定的に共感的に話を聴いてもらえるので、傾聴がうまくいくと自分らしくあることができます。普段の会話と違って、傾聴のやり取りの中では自分の気持ちが相手に伝わり、受け止めてもらえるのでどんどん自分らしい気持ちを出すことができます。それが傾聴がもたらす癒し効果です。

2.自分を大事にする癒し

本来は人と人の関わり全てが癒しにつながる可能性を持っています。「おはよう」という言葉を交わすだけでも「ああ、大事にされた」と感じることができれば癒しになります。ウエイトレスさんが水を持ってきてくれるその表情や仕草、言葉がけで「ああ、大事にされた」と感じれば、同じように癒されるのです。
傾聴はいわば、「水」のようなサービスなく、その「大事にする」という気持ちだけで人と関わり、癒すことであるとも言えます。「水」のような物質的なサービスがない分、「あなたを大事にしていますよ」という気持ちが相手に伝わるようにウエイトレスさんより傾聴をする人は工夫をしなくてはなりませんね。

1件のコメント

  1. 「あなたを大切にしていますよ」という気持ちを伝える!
    その通りだと思います。
    生徒、保護者との三者面談をしている時に、保護者は「うちの子は数学がダメ」ということを強調してしました。生徒は数学に苦手意識がありながらも、数学で成績1がつかないか心配していました。
    「人には得意、不得意があって、不得意も頑張ってほしいけど、得意分野を伸ばす方が本人の将来のためには必要」と伝えたことがありました。生徒にはこの言葉が心に残ったみたいで、私と話すときはいつも「この言葉が印象に残っている」、「嬉しかった」と言ってくれます。
    無意識に出た言葉でしたが、「生徒の得意不得意も受け止めて、生徒のことが大切である」というメッセージが伝わったのかなと思います。

    海行きたい!!!

    高校教員

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