傾聴に使えるアイスブレイク

お互いに緊張した状態で傾聴を始めると良い傾聴ができません。そこで、最初にアイスブレイクをしておくとスムーズに話を始めることができます。アイスブレイクとは氷を溶かすと言う意味で氷のように硬くなったその雰囲気を和らげることができます。ここでは傾聴を始める前に使いやすいアイスブレイクをご紹介します。


1.たくさん書いて!

「◯◯にあたるものをたくさん書いてください」というタイプのゲームがあります。スピード感たっぷりに書くことでアイスブレイクになることと、傾聴をする前の種まきになります。

1)「感情」を表す単語をたくさん書いて

傾聴で聴きたいのは「感情」です。アイスブレイクで感情に関する思考をぐるぐる回しておくことで過去に体験した感情や今味わっている感情を呼び起こしやすくなります。

[hoot_box type=”note” color=”brown” icon=”fa-envelope-open-o”]アイスブレイク実践例
愛情 怒り 陰気 怯え 悲しみ 感謝 自責 不安 悲しみ 期待 屈辱 葛藤 イライラ むかつく 同情 不満 満足 喜び 心配 絶望 羨ましい 関心 混乱 疑惑 緊張 軽蔑 疑心暗鬼 憎む 萌え 崇拝[/hoot_box]

書いた数によらず、頑張って出してくれたことをねぎらいつつ、出された単語について会話をすることで傾聴がスムーズに始まります。

2)「料理の名前」をたくさん書いて

好きな料理としてしまうと否定的な発想の人は難しいと感じてしまいます。単純に料理ならば時間が短ければネタ切れせずに出せるものです。その中で「おっ、変わったものをリストに入れたな」と思ったら後で理由を聞いてみると傾聴のよいテーマの一つになる可能性があります。

[hoot_box type=”note” color=”brown” icon=”fa-envelope-open-o”]アイスブレイク実践例
カレー シチュー 肉じゃが ぶり大根 カレイの煮付け 鮭のムニエル いくら丼 鮭とば 焼き餃子 蒸し餃子 水餃子 おにぎり サンドイッチ 親子丼 麻婆丼 うな丼 担々麺 油淋鶏 塩辛 鯖の味噌煮 コロッケ[/hoot_box]


2.どちらがよいですか?

傾聴の時には1:1のことが多いので「アイスブレイクをやりますよ」という持っていき方は不自然になることもよくあります。

1)白いアメと赤いアメ

赤と白以外の色でももちろんよいですし、数も2種類ということではありませんが、傾聴をする前に「おやつです」というニュアンスで選んでもらうことはできます。まれに「いりません」という人もいますが、多くの人は「どっちがよいですか?」「どれかひとつどうぞ!」と言われるとついひとつ選んでしまいます。そこですかさず「赤、、、お好きなんですか?」とか「僕もこっちが好きなんですよ!なんで赤を選んだんですか?」と聴いてみるとそれなりに理由があります。これはアイスブレイクになっているだけでなく、傾聴の本題で話されるエピソードに関連していることがよくあります。「ああ、だからさっきアメも赤を選んだんですね!」と傾聴の最中にまとまれば、アイスブレイクが重要な種まきになっていたことになります。

2)タロットカードなど

「この中から1枚を選んでください」「おっと、このカードが出ましたね」カードの示す意味などを話題にしながら、傾聴を始めることもできます。カードはタロットカードのようなものでもよいですが、質問が書いてあって、そこから傾聴を始めることもできます。


3.パーソナルスペース

人間関係などで悩んでいる人にはこのアイスブレイクを入れてから傾聴をすることで、リラックスするだけでなく、知識的な気づきも得られます。

1)傾聴する位置

「パーソナルスペースというものがあります。その距離が適切だと会話がしやすくて、近いと緊張してしまったりします。ちなみに角度もあります。今からいくつか試してみて、どこが一番しっくりくるかやってみましょう。」

そう促して、「正面50cm・・近すぎますね。正面2m・・今度は会話しにくいですね。横並び・・・デートみたいですね。正面50cmの快適さは100点満点で何点ぐらいですか?」と相談しながら微調整していきます。途中でありえないほど近い、遠い、ずれているものを入れて笑ってもらったり、パーソナルスペースの解説を入れて、真剣に聞いてもらったりしながらアイスブレイクとします。

2)聴き手の態度

聴き手がどんな態度で聴いていたらよいかをアイスブレイク代わりに相談します。100点満点で評価してもらうのが良いでしょう。「横柄」「弱々しい」「うっとおしい」「真面目すぎ」「息が止まっている」「立っている」「動き続けている」のような態度を変えてみて、選らんでもらいます。


4.二者択一

人には好き嫌いがあります。そしてそれは傾聴の内容と密接に関わっています。いくつかのワードセットに対して、選択をしてもらって、アイスブレイクにします。

[hoot_box type=”note” color=”brown” icon=”fa-envelope-open-o”]質問例
田舎 vs 都会 海 vs 山 晴れ vs 雨 攻撃 vs 防御 お金 vs 気持ち 勝ち vs 負け インドア vs アウトドア お年寄り vs 子供 アンパンマン vs バイキンマン 男 vs 女 勇者 vs 魔王 [/hoot_box]


5.身体的同調系

オンライン傾聴講座のラポールのところで学びますが、身体的同調は信頼関係を作るのに欠かせません。もし、傾聴を始める前に身体的同調を強めることができたら傾聴は格段にやりやすくなります。

1)テレパシー

ペンを1本用意します。聴き手と話し手は利き手の人差し指をお互いに出します。お互いの指でペンを支え、落ちないようにします。ペンがセットできたら、できるだけ手を動かして、それでもペンが落ちないように工夫してください。ある程度、試したら、目を閉じてやってみてください。テレパシーが通じたように上手にできます。このアイスブレイクが終わった頃には傾聴ができるくらいの身体的同調が起きているはずです。

2)ミラーリング

じゃんけんをして、勝った方が好きなポーズをとります。負けた方は鏡に映っている姿のようにそのポーズを真似ます。1分間、勝った方は延々とポーズを変え続け、負けた方は一生懸命にそのポーズを真似ます。


お願い

傾聴に役立つ、素晴らしいアイスブレイクがありましたら、ぜひご紹介ください。上記の記事のようなスタイルで書いていただけると多くの方の参考になります。下記のコメントに書いてください。

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