傾聴ボランティアの上手な始め方(ボランティアセンター編)

傾聴ボランティアの上手な始め方

傾聴ボランティアをしてみたいけれど、どうやって始めたら良いかわからない。

どんな準備をしたら良いの?自分にもできるだろうか?

そんな不安から最初の一歩が踏み出せない方のために私たちが町田市社会福祉協議会が運営する町田ボランティアセンターにお話を聞きに行ってきました。

社会福祉法人 町田市社会福祉協議会 地域福祉課・町田ボランティアセンター 課長・センター長 永田 隆様
社会福祉法人 町田市社会福祉協議会 地域福祉課・地域福祉第二係
町田ボランティアセンター 係長 舘川 明美様

 

一般社団法人 日本心理療法協会 代表理事 椎名雄一

椎名
本日はお時間をいただきありがとうございます。傾聴を学んで傾聴ボランティアをやってみたいけれどどんな風に始めたら良いか?私で大丈夫なのか?と心配になっている方のために今日は「傾聴ボランティアの始め方」についてお話を伺わせてください。宜しくお願いします。

 

1.社会福祉協議会、ボランティアセンターとは?

椎名
まず、社会福祉協議会のことをよく知らない方もいらっしゃると思うのでまず基本的なことを教えて下さい。

予備知識
社会福祉協議会とは地域の住民が主体となって福祉の関係者や団体の協力を得て地域の問題を法律や、制度にしばられることなく、みんなで話し合い、協力し合って自主的に福祉を高めていくことを目的とした民間の福祉団体です。

永田様
なぜ、社会福祉協議会が存在するのかといいますと戦後の混乱期に当時の思いがある方、民生委員とか町会会長さんとかが、戦災孤児や貧困家庭などを対象に地域での、支え合いをしていたんです。その流れから社会福祉法の中で社会福祉協議会が位置づけられました。つまり、地域の活動は「思いがある方が地域の困っている人に手を差し伸べてきた」というところから始まっているんです。

町内会長さんや民生委員さんが活動している地域の思いがある人たちの活動を支えている事務をしているのが社会福祉協議会なんです。

つまり社会福祉協議会は「誰もが安心して暮らせるまちづくり」を実現していくために、地域で困っている人がいることをみんなで話し合って解決していくことをお手伝いしていく団体なんですよ。

やりたい思いがあることが大事

何かあったら相談すればいいんだ。自分に何かできることがあるかをここで相談すれば良いんだと思っていただければ良いんです。準備がなくても「やりたい」思いがあれば良いんです。

それらのコーディネートをしたり情報提供するのが社会福祉協議会の役割であり、ボランティアセンターもその流れでそれらを実行するためにあります。

予備知識
町田市内におけるさまざまな分野のボランティア活動を推進し、支援するために設置され、ボランティアの総合窓口として、「活動に関する相談」「コーディネート」「情報収集・提供」・・・をしています。くわしくはこちら

2.まずは気軽にご相談を

椎名
なるほど、自分にできるかな?と構えるよりは気軽に相談するのが良さそうですね。

舘川様
そうなんです。「こんな特技があります」でも良いですし、「こんな思いがあるんです」でも良いのです。ボランティアをして欲しい人のお話もじっくりお伺いしますが、ボランティアをしたい人のお話もじっくりお伺いして、それをコーディネートするのが私たちの役割です。

ボランティアをするにあたって必要な技術がなかったとしても「必要な技術や知識を身につけること」をしていけば良いのです。そして、そのプロセス自体がすでにボランティア活動だといえます。

椎名
それをお伺いできただけでも傾聴ボランティア、ボランティアへの敷居がだいぶ下がりますね。

永田様
逆に私たちとしては何が相談しにくさなのかを知りたいですね。「職員の雰囲気」なのか?「建物の構造」なのか?そこは知りたいところでもありますね。準備不足で怖い感じはわからなくないですけれど、そういう方もいらっしゃるんですよね。まずはその辺りからでもご相談いただければ良いかと思いますよ。

舘川様
町田市内のボランティアの依頼にお答えすることが主なので、町田市内に必ずしも住んでいなくても帰りに活動したいとか市民じゃなくても活動することはできるんです。

椎名
迷っている人が安心して訪ねてこられたら良いですね。ありがとうございます。

3.実際の募集の探し方は?

椎名
実際に傾聴ボランティアを探すにはホームーページを見るのが良いでしょうか?心配性の方は問合せたら「もう、募集が終わっています」と言われないか心配されるようですが、、、

舘川様
ホームページでのボランティア情報は1日と15日に更新をしているのでタイムラグで終了してしまうこともありますが、基本的には15日以内の情報です。また、終了してしまった場合でも相談をして、新たに募集されているボランティアをご紹介することもできます。気になったボランティアがあればまずはご連絡いただくのが良いと思います。

ボランティア一覧

また、個人の方からの依頼で個人宅に行くようなボランティアの場合にはオープンにせずにボランティア登録されている方にご案内していくことになります。そういった傾聴ボランティアは掲示されていないこともあります。なので、できればボランティア登録をして、希望をボランティアセンターに伝えて置いていただくことが大事です。

 

4.どんな「傾聴」が求められるのか?

椎名
「傾聴」という言葉は少し怖いなと思うことが私、あるんです。と言いますのは医療機関における厳密な傾聴や雑談をして盛り上がって欲しいという意味の傾聴ではだいぶ違いますよね。実際にはどんなことが求められますか?

舘川様
実際にそれは受け入れる施設によって違うと思うんですね。中には傾聴ボランティア講座を受けた人と指定される場合もありますし、お話し相手を希望されることもあります。実際に応募されたときに相手先とお話し合いの上で活動を始めていただくのが条件だと思いますので、その際に実際にどのようなことを期待されているのかを確認する必要はあると思います。

1:1の傾聴もあれば、複数の中にボランティアさんという形もあります。

永田様
施設側の要望も大事なのですが、ボランティアをされる方の期待されている傾聴のイメージも伝えていただくことも大事ですね。

舘川様
それを私たちは中継ぎとしてよりお互いの希望に合う組み合わせをご紹介させていただきますが、最終的には直接お話をして調整していただくことになりますね。

 

5.傾聴ボランティアをするときに気をつけたいこと

椎名
実際に傾聴ボランティアをしようと思ったときに気をつけて欲しいことにはどんなことがありますか?

舘川様
資格やスキルがあることも大事だと思いますが、マインドが大事です。

永田様
ボランティア活動は楽しいこともあるけれども甘いだけではありません。ボランティア活動の4原則をご理解いただけるかが大事です。

  • 自分から進んで行動する「自主性・主体性」
  • 共に支え合い学び合う「社会性・連帯性」
  • 見返りを求めない「無償性・無給性」
  • より良い社会をつくる「創造性・開拓性・先駆性」

ボランティアとは

舘川様
傾聴ボランティアに関しては、相手の話を聞けないとか、私は勉強してきたので上から目線で活動してしまったり、「私はなんでも知っているのよ」という人は問題ですよね。

永田様
思いがすごくあっても自分のことしか主張できない人はボランティアセンターでお話していても不安になりますし、現場に出たときに大丈夫かなと思ってしまいますね。そういう意味でも話が聞けることが大事ですよね。

椎名
確かにそうですね!そういったマインドが身についていることが資格やスキルよりもまず大事なんですね。とてもよくわかる気がします。

 

6.傾聴でもボランティア保険に入った方が良いのか?

椎名
ボランティアにはボランティア保険があるかと思います。これには傾聴をする際も入っておいた方が良いのでしょうか?

永田様
傾聴で怪我をするイメージはないですよね。ですが、往復の途中で怪我をしたりとか相手の方を心理的に傷つけてしまうこともあるので、ボランティア活動をする自身の身を守る意味でも保険は重要なことだと思います。

椎名
確かにそうですね。ボランティアする人の身を守るものとしてとても大事ですね。

 

つづく

引き続き、ご紹介いただいた「傾聴ボランティア」をさせていただける施設にお伺いした様子をレポートします!

 

3件のコメント

  1. 傾聴ボランティアではありませんが、読み聞かせや人形劇のボランティアをしています。施設にお伺いして皆さんの笑顔をみたり、「ありがとう」のお言葉を聞くと元気をもらえます。自分がボランティアしているという意識はあまりありませんが、伺うからには心地の良い場つくりを意識しています。公演が終わるとお話をする時間などもあるので傾聴講座は勉強になります。
    こちらに傾聴ボランティアの方々の意見交換のサイトなどもあるといいですね。

  2. この中で、印象に残ったことは、『(勉強してるから)上から 目線、私はなんでも知っている』こういう人は、いけないということ。
    そのつもりなくても、いろんな風にじみでて、嫌なヤツになるので気をつけなきゃ。
    わかってきて、ついついで。。。嫌なヤツへの階段を登らないように☺️
    いろいろあっていいねの心でいたいね😊💕

  3. 活動、ボランティア、仕事、そこで知り合った方々皆『引き寄せ』や何か『縁』の
    巡り合わせなんだと思います。
    私も、今の活動をチラシラックのチラシや
    2014年にみつけたフリーペーパーの
    活動の案内等をみつけ、『やりたい』と
    思った時実際行動に踏み出せる方が何人
    いるのでしょうか?
    また、実際行動したからと言って
    上手く行くとは限らない。
    私も、先日江ノ島に行き
    雨がざーざーぶりで
    タイミングよく傾聴ボランティア会の
    施設をしり傾聴ボランティア会の日と
    時間が合い参加してきました
    仕事のシフトと調整しつつまた、参加します

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