傾聴ボランティアになるための3ステップ

傾聴ボランティアをして誰かの役に立ちたいという方が増えています。ここではどのようにしたら実際に傾聴ボランティアをすることができるのか?

 

必要な準備や問い合わせの仕方などをステップに分けてご紹介します。

1.傾聴ボランティアをするための準備

傾聴ボランティアを準備、問合せ、実施と3つのステップに分けて考えたときにまず大事なのが準備です。

特に以下の3つをまずクリアしましょう。

1)傾聴のスキルを身につける

「傾聴」をボランティア活動のテーマにするのですから傾聴のスキルがあることは必須です。

ただし、ここで注意したいのは「傾聴」という言葉の意味は実は幅広く、「正しい傾聴」がボランティア先では求められていないこともあります。なぜならば「傾聴ボランティア」を依頼する施設、企業、団体の担当者が「傾聴」を詳しく勉強しているとは限らないからです。

例えば高齢者施設での「傾聴ボランティア」は「話し相手」という意味合いで募集されている場合もあります。可能であれば事前に傾聴ボランティアをしたい団体に事前に確認しておくと良いでしょう。

2)求められれば「傾聴ボランティア」の認定証

傾聴ボランティアをするにあたって「本当に傾聴ができます」という意味で認定証や研修の修了証の提示を求められることもあります。

オンライン傾聴講座では「認定してほしい」という要望にお応えして、オンライン傾聴講座受講後に認定試験をする準備をしています。その場合には一般社団法人 日本心理療法協会が発行する認定証が発行されます。

3)実践練習

いきなり1回目の傾聴が本番というのは無理があります。傾聴ボランティアに行くまでに最低でも10名の傾聴をしてから現場に行くようにしましょう。高齢者の傾聴をするなら高齢者10名。学生の傾聴をするなら学生10名の話を聞いておけると「話題」「言葉遣い」「リズム」などを感覚的に把握しておくことができます。

2.ボランティア先を探す

傾聴のスキルが身につき、認定証が手に入ったら実際に活動するボランティア先を探します。

1)ボランティアセンター・地域ボランティア相談窓口

傾聴ボランティア先を探すのはそれほど難しくありません。ご近所にある社会福祉協議会などを尋ねるとボランティア先を紹介してくれます。多くの場合、壁などにボランティア募集の張り紙がたくさん貼ってありますから、まずはそれをチェックしてみてはいかがでしょうか?

参考記事:

2)ネット上にも情報があります

インターネット上でも傾聴ボランティアの募集の情報を見つけることができます。以下のページも参考にしてみてください。

参考記事:ボランティア募集サイト

3)営業してみる

人が集まるところでは「傾聴ボランティア」を必要としているところが数多くあります。企業などもそうですし、学習塾、公演会場などさまざまなところに傾聴ボランティアのニーズはあります。

その会を主催している人が「傾聴ボランティアが必要だ」と気が付いていなくてもそのような役割をする人がいることがどんなメリットになるかを訴えて、傾聴ボランティアをさせてもらうこともできます。営業の仕方次第ではボランティアではなく、お金を頂いて仕事としてお願いされることもあります。

3.傾聴ボランティアをするときに注意したいこと

実際に傾聴ボランティアを始める前に注意しておきたいことがいくつかあります。

1)傾聴する方の情報収集

傾聴ボランティアを始める前に傾聴をさせていただく方の情報を施設の方やご家族など普段関わっている方に聞いておきます。「好きな話題」「触れてはいけないこと」「性格の特徴」などがわかるとより良い傾聴をすることができます。

2)タイムマネージメント

傾聴は話す側もエネルギーを使うものです。また、施設や依頼者が時間を割り当てていることもありますので、必要以上に長話をしないように注意します。事前に決められた時間ちょうどに終わるようにタイムマネージメントを心がけます。

30分と話をする方と決めていたら31分くらいで名残惜しそうに終わりにして、次回につなぐのが良いと思います。タイムマネージメントがいい加減だと徐々に傾聴時間が長くなってしまいます。

3)守秘義務を守る

お話の中身はご本人にとっては「誰にでも話せる話題」ではないかもしれません。特に聴き手にとって大して気にすることのない話であっても話し手は過敏に反応することもあります。守秘義務を守って傾聴をし、特に施設の人や家族との間でのやりとりには注意をします。報告をする必要があるとしたらご本人の同意の上で報告をするように配慮してください。

4)マイナスの話や個人情報に深入りしない

傾聴ボランティアは「感情の共有」「共感によるカタルシス」などを目的としていることが多いですが心理カウンセリングではありません。必ずしも「つらい体験を涙を流しながら」話してもらうことが良いわけではないので、ご本人が話したいことを話してもらうようにします。

特にマイナスの話を聞き慣れている人はプラスの話は傾聴ではないかのように対応する人もいるので注意が必要です。

同様に個人情報にも不用意に踏み込まないように話し手が話し始めるのを待ってついていくような聞き方をします。こちらからこじ開けるようにするとクレームになってしまいます。

参考記事:

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