ボランティアと「つながり」

1.ボランティアを通して繋がるもの

  

ボランティアを通して「繋がるもの」ですが、ボランティアといっても広範囲の為に一言で表せるものではありませんが、例えば災害ボランティアであれば「物資」であったり「命」であったり、傾聴ボランティアであれば「心」とか「理解」とか。

色々あるわけなのですが、結論から言えばやはり心が繋がることが大事なんじゃないかなって感じています。

災害ボランティアのなかでよく問題視されるのが「やりたがりボランティア」や「モンスターボランティア」、「押しかけボランティア」などと揶揄されたりして、被災者の現状の理解不足や「善意の押しつけ」と言われる行為などです。

2.ボランティアにおける問題

阪神・淡路大震災や東日本大震災などからインターネット上で「被災地いらなかった物リスト」が拡散されたり、支援物資として食料を送っても、届く頃には交通が復旧して食べ物に困らない現状があったり。

なぜこういった問題が起きるのか。

理由は色々あるのだろうけど、ボランティアをする側が「思い込み」で行動して実際の現状と「合っていない」ことが問題なんだと思います。言い換えればそれは「心が繋がっていないから」だと言えるでしょう。

テレビや新聞、ネットの情報を鵜呑みにして送られる物資。良かれと思ってやった行為がかえって迷惑になっているというのは歯がゆいですね。

相手の顔の見えない支援というのは簡単ではなく未曾有の災害や非常時であれば、イメージとは違う実際の現状があるなか、なまじ善意による「早とちり」や「勇み足」と思われる行為よって「ありがた迷惑」な結果という悲劇がついて回る。

ボランティアはいい事だと一概に言えない難しさがここにあります。これは物資などの支援だけでなく、心のケアにも言えることで、東日本大震災の被災地にある時から避難所の壁に「心のケアお断り」という張り紙が貼られるようになったと言います。

ボランティアのなかには、「心のケアをします」「お話しします」という目的で現地を訪れる人が少なくなく、そういうボランティアに対応すること自体が被災者のストレスになってしまうところがあるそうです。

3.「心をつなぐ」ボランティアをするために

「心を繋ぐ」ボランティアをする。そのために必要なのは「善意だから」と即動くのではなく、現地に詳しい人との接触や実際に困っている人の存在の把握、そしてベテランボランティアと繋がりやそのサポートに回ることなのではないでしょうか。

問題視されるボランティアの共通項は、「良かれと思っての勝手な判断」によるものがほとんどです。自発的に動こう、誰かのチカラになろうという心がけは大事にしてほしいのですが、ならばこそ謙虚に「相手の為に求められるものをこなす」ことが大事なのだと感じます。

傾聴を学ぶ皆さんであれば、こちらの世界観や個人的フィルターでインターネットやテレビなどのメディアの情報は鵜呑みにせず、「全てはパーソナルな問題」という立場にたって色々なボランティアに積極的に参加しつつ、心を繋ぐボランティアをしていただきたいと思います。

こちらから「感想」や「質問」をどうぞ!