ぜひ、介護施設へ傾聴ボランティアに!

ぜひ、介護施設へ傾聴ボランティアに!

傾聴ボランティアという言葉をご存知でしょうか? 簡単に言えば、施設にいらっしゃる方々のお話相手になるボランティアの事です。

「ただ、話し相手になるボランティアなんかあるんだ?」「話を聴くだけで、本当に役に立ってるの?」このように思われる方もいるかもしれませんね。

いえいえいえ、介護に携わっている者からすると、とてもありがたいボランティアです。施設にいらっしゃるご利用者にとっては、もっとありがたい存在かもしれません。

今現在も介護の仕事をしている私が、傾聴ボランティアに行って頂きたい理由について書かせて頂きたいと思います。

1.ご利用者のために

特別養護老人ホームや有料老人ホームで生活されているご利用者は、同年代の方々が大勢いるので、お話相手に不足していない方もいらっしゃると思います。

ですが、なかなか他のご利用者とコミュニケーションを取られない方もいます。そのような方は話す事に興味が無いかというとそんな事はありません。きっかけや気の合う方がいないだけで、話しかけてみたら話がずーっと終わらない、なんていう方もいらっしゃいます。

「話すのが嫌い」という方は私はほぼいないと思っています。ただ、「何を話したら良いか分からない」「忙しそうなのに、話をしても良いのだろうか?」「話をして退屈だと思われないかな?」「あの人と話しても全然聴いてもらえないし」などなど・・・。

話をしたくないという方の多くは、本当は人と話したいけど、人と関わる部分で何かしらの抵抗があるだけではないかと思います。

安全、安心して話を出来る場があれば、きっと楽しく話をして下さるはずです。その安全、安心して話を出来る空間が傾聴の場であり、その場を提供するのが傾聴ボランティアさんです。

冒頭に傾聴ボランティアの事を、「お話相手」と書きましたが、そこは少し違う所ですね。傾聴については、下記の記事をご参照ください。

https://shinri.online/?page_id=3416

2.職員のために

これは「職員のために傾聴ボランティアをして欲しい」という意味合いでは無く、傾聴ボランティアさんが来て下さる事は、職員のためにもなっている、という意味合いです。

介護職員の多くは、時間があればご利用者とお話をしたいと思っていますが、業務に追われてなかなかお話をする機会が作り出せないのが実情です。

「本当はもっと聴きたいのに」という職員の代わりに、傾聴ボランティアさんが傾聴をして下さる事は、その願いを代わりに叶えて下さっている事になります。

また、ご利用者との関係性が築けている傾聴ボランティアさんには、イライラしたり、お一人だと不安になって大声を出してしまうご利用者に寄り添っていただいて、とても助けられた事が数多くありました。

3.ご自身のために

傾聴ボランティアをする事は、何よりも傾聴ボランティアをする方自身のためになります。

まず傾聴においては勿論、より大きな人生においても重要な多様性を知る事が出来ます。自分たちの大先輩が、その人生を通して得た多くの事や、自分が知らないような戦時中や戦後の日本の話など、リアルな体験談を聴かせて頂く機会も多くあります。時に映画を見たような感覚を覚える事まであるでしょう。

(最近でも、農家をされていたご利用者が、リンゴとお米を交換してもらい、列車で帰っていたら憲兵に見つかって米を没収されたという話を、とても興味深く聴かせて頂く事がありました)

また、貢献感を感じられる事も大きなメリットです。人は自分が貢献出来ていると実感する事で幸福を感じます。ボランティア全般に言える事ですが、お金という対価をもらっていないという事も貢献感を感じる事に影響しているでしょう。

そして、私が最も傾聴ボランティアをするメリットだと思うのが、「つながり」を感じられる事です。

人と人が出会い、心と心がつながる心地よさ、何とも言えない心が温まる癒されるような感じ・・・。傾聴をする側もされる側も双方に心地よい、その感じこそが最も価値あるものだと思います。

最後までお読み頂きありがとうございます。傾聴ボランティアに興味を持たれたら、ぜひ一度行ってみて頂けたらと思います。

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