傾聴ボランティアの難しさ

傾聴ボランティアの難しさ

傾聴ボランティアでの感想として「意外と難しかった」という声が上がります。
この「意外と」というのは、傾聴のスキルそのものではなく、「傾聴できる状況にない」ことで、傾聴らしい傾聴が出来なかったということから出てくる感想でもあります。
傾聴ボランティアの際にどんな状況があるか、またどんな点に注意して方が良いかなどをお伝えします。

1、個室がない

傾聴ボランティアの場合、カウンセリングルームなどと違って1対1の個室で静かに話を聴くという環境は用意されていない場合があります。
被災地などの場合では避難所に大勢の人がいる中での傾聴をする場合もあります。

2、話してくれない

傾聴ボランティアの場合、傾聴する側がお願いして伺うことが多く、現地の方は「話したい」「聴いてほしい」と思ってそこにいるわけではありません。
なので、急に「話してください」と言われても話すことは用意できてないことはもちろん、そもそも話す気になれないという事があります。

3、想起する話題

「ここは寒いですね」「いすが固いですね」など、いま辛いと感じていることや目の前の人が話したそうなことを想起してもらうような話題で話始めます。
どの話題にヒットしたか、感情が揺れ動いたか、よく反応を見ます。
気持ちが昂り「聴いてほしい」と思ってもらえれば、傾聴を始めることができます。

4、在り方が第一

有名人が会場に現れれば、人の輪が作られ、次々と話が始まります。
肩書やキャリアが無い状態でいきなり話したいと思ってもらうのは難しいですが、
会って数秒で「この人に何か話したい」と思ってもらえれば、傾聴が始まります。
それには、見た目はもちろん、話し方や振る舞いに在り方が滲み出ていることが求められます。
日ごろから「どんな人になら話をしたくなるだろう」と考え、さらに憧れの人や理想の人をモデルとして自分自身に落とし込むことで在り方は磨かれます。

傾聴ボランティアを通して、聴くことだけでなく、人としての在り方を磨いていくこと、これが一番大切です。
すると、相手の方に「あなたに話して良かった、救われた」というような感想をもらえる日がやってきます。

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