ボランティアの「きっかけ」

オンライン傾聴講座スタッフの岩村です。
皆さんは、ボランティア経験がありますか?

「傾聴」に興味があるということは、何かしらのボランティア経験がある方の比率が高い気がします。傾聴に興味があるわけだから、やはり傾聴ボランティア経験がある人が多いのかな?という気もしますね。

あとは福島などの震災ボランティアなどでしょうか。日本は毎年風水害から地震など何らかの災害が何処かで起こるので、災害ボランティアは需要も大きいですよね。

1.ボランティア参加の「きっかけ」

色々な動機でボランティアに参加される方がいますが、きっかけは様々。「友達に誘われて」というと方もいれば、「誰かの役に立ちたい」とか使命感を感じて参加される方、「人との繋がり」が欲しくて参加される方、就職活動や進学における履歴書に書きたくてという方もおられます。

今回はこのボランティアを始まられた「きっかけ」をテーマに調べてみました。

調べてみると、「友人や知人に誘われたから」という答えが多く「前から関心があって」や「自分で情報を調べて」、「チラシなどを見て」といった回答は少数です。

学生だと、「社会勉強」が最も多く、「大学生活を充実させるため」や「参加している団体の活動として」が続き、その他にも「就職に役立てたかった」「自分を試したい」「困った人を助けたい」といったものが上がります。

きっかけは何であれボランティアはやってみることをお勧めします。
なぜかというとボランティアで得られるものは、お金では手に入ることのないものであることが多いからです。

2.ボランティアを通じて「得られるもの」

例えば、その一つが「貢献感」です。もちろん会社勤めをしていて会社に対する貢献感を持っている方もおられるでしょうが、ボランティアで得られる貢献感はそれと一味違うというのが僕自身の感覚です。

一体何が違うのか。

なかなか説明が難しいのですが、会社に対する貢献感というのはなかなかその実感を得ることが困難なことが多いです。

営業であれば人並み外れた成績を上げないとなかなか「貢献感」と言えるほどの感情は芽生えにくいでしょうし、事務だとなかなか評価をしてもらえるかどうかは上司の器量による部分が大きい気がします。

ボランティアの「貢献感」は、参加するだけでというと少し語弊がありますが、「誰かや何かの役に立てた」という感覚が得られやすく、そこに自分の幸せにつながる「何か」のヒントがあることが多く、「自分探し」で色々な国を回るのも一つかもしれませんが、ボランティア活動に参加した方が、自分自身の本当にやりたいことや幸福感の構成要素、自己肯定感をあげることにも繋がります。

3.個人的ボランティア体験記

ちなみに僕は傾聴ボランティアと、アニマルセラピー協会さんのアニマルセラピー犬などのお世話をするボランティアをやっていた経験があります。

アニマルセラピー犬のお世話は面白かったですね!
僕は数年前に鬱を患い、約1年半に渡る休職期間がありました。その時に約半年ほど関わらせていただいたのがアニマルセラピー犬のお世話をするボランティアです。
どんなことをしていたかというと、朝430分に起きて協会の持つアニマルセラピー犬の訓練所に向かい、朝5時からワンちゃん達を犬舎から出して犬舎のお掃除をして、朝ごはんを与えるというボランティアです。

もともとそんなに犬が好きだったわけでは無いのですが、一度見学に伺った時にやりたくなって半年ほどやらせて頂きました。やってくうちに楽しくなり、一度はそこに就職もいいかな?とも考えたのですが、カウンセラーになりたい想いの方が強かったので就職には至りませんでした。

冬場は朝早く高地にあるため、犬舎の掃除をしている側からお湯で濡らした濡れ雑巾が凍っていく有様で、なかなか寒さの厳しいなかでの作業だったりもしたのですが、あの犬達との時間はとても楽しく今でもいい想い出です。

傾聴ボランティアは近所の介護施設のお年寄りの方に週1回を継続的にお話を伺わせていただくというもので、ボランティアといいながら、どちらかというとこちらの傾聴の勉強の為に時間を頂いた感じが強かったところがありますが、リウマチで手がうまく使えない方の傾聴を担当させて頂きお話しを伺いながら、「施設のスタッフの方も皆さんいい方で私は幸せ」だと語るその方の在り方に、自分も歳を重ねてこういう境涯の年輪を重ねたいなと感じたことを思い出します。

どちらのボランティアもやってみて思うことは、こちらは「与える」ものよりも「与えていただいた」ことのほうが多かったなという思いです。

何を与えて頂いたかというと、価値観の変化や多様性を身につけることに繋がったこと、生き方や在り方の見直し、活動を通して感謝をいただくことで自己肯定感が高められたこと。「ありがとう」の意味の再認識、生きるとは「何か」について自分の存在意義をボランティアを通して見つけることが出来たこと。新たな人との出会い。挙げようと思えばまだ挙げられるかもしれません。

4.僕のボランティアの「きっかけ」

たまたまボランティア活動に参加することになったわけですがその時のきっかけもそれぞれで、傾聴ボランティアはカウンセラーを目指す上で経験したかったことの一つとしてであり、アニマルセラピー協会のボランティアは、鬱だった時に通っていた地域若者サポートステーションという再就職を目指す若者のサポートをしてくれるNPOで、これから先の人生をどう歩んだらいいのかわからず、あまりにもわからないのでとりあえず同じように通っていた女の子が「動物が好き」だというので、その子の応援をしようと色々探して行き着いたのがアニマルセラピー協会のボランティアで、僕自身はやるつもりではなかったのですが、そこのワンちゃん達のあまりの人なつこい様子と可愛いらしさに、僕がやりたくなってしまったことが理由です。

いろんなボランティアがありますが、なかなか社会に出てからボランティアをするのは難しいところもありますが、ボランティアは「お金ではないもの」の価値、特に人と人との繋がりや心と心の交流、自己肯定感や貢献感から人生の意味や意義を新たに見つける場にもなるかと思うので、まずはやってみるのはいかがでしょうか。

きっと、参加することでその人の成長にも繋がり、傾聴にも大きなチカラとなってくれると思います。

1件のコメント

  1. 「ボランティアの『貢献感』は、参加するだけで『誰かや何かの役に立てた』という感覚が得られやすく」
    正にそうだなと思います。社会貢献度の高い仕事を選んだつもりなのに、実際の企業活動というのは、理念は素晴らしいもののその理念を実際に実行しようとすると、いくつもの矛盾や徒労感がつきまとったりするんですよね。。一方で私も休職していた時に数日ですが児童養護施設でボランティアをしたことがありました。あの時に感じた必要とされている感覚や笑顔に囲まれた感覚というのは今も忘れられません。

    「そこに自分の幸せにつながる『何か』のヒントがあることが多く」
    「価値観の変化や多様性を身につけることに繋がったこと、生き方や在り方の見直しに」
    ホントにそうですね。少し今の余暇活動を見直してボランティア時間に向けたいなと読んでいて思いました。

    「こちらは『与える』ものよりも『与えていただいた』ことのほうが多かったなという思いです。」
    これも、わずかの経験ですけどよく分かります!
    趣味の合唱グループで年に数回高齢者施設で慰問コンサートをしています。準備期間では、こんな歌なら喜んでくれるか?この歌は知らないかな?なんて思って伺うのですが、始まってみれば、目の前で嬉しそうな顔になって一緒に口ずさんだり手拍子をしたり身体を動かしてリズムを取ってくれる方々、しまいには、涙まで流して。歌っている僕らがたくさんのギフトをいただいて胸がいっぱいになって帰るなあって思っています。

    幸福感のお話もありました。ボランティアに限らず、日々の中でこんな風に胸がいっぱいになるような、涙を流せるような時間がたくさん取れること、それが自分の人生を彩る一番大事なものなのかもしれないなと感じています!^_^

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