傾聴体験会@町田

傾聴体験会@町田

傾聴体験会を精華学園高等学校(東京都町田市原町田)にて開催しました。
傾聴のレベルをチェックしたい人や傾聴を体験したい人が集まって、朝の11時から夜の9時まで10時間ぶっ通しで傾聴、傾聴、傾聴をしました。

中には傾聴だけで返すのは、、、と思われる学生さんなども来ていたのでサービスしてショートカウンセリングを入れてしまいましたが、とても気づきの多い会になりました。今回は気づきを共有したいと思います。

1.話し手の立場

同じ傾聴をするにしても話し手の年齢(高校一年生〜60代)によっても切り口が変わりますし、職業(養護教諭、主婦、学生、経営者、求職中など)や住んでいる地域(東京、神奈川、千葉、埼玉、静岡、島根)によっても話の切り口が変わります。

それ以上に顕著だったのが

「自分の話」「自分以外の話」

「過去の話」「現在の話」「未来の話」

「悩みの話」「夢の話」

などそれぞれに自分なりの切り口の世界観を持って話をされていることでした。

 

傾聴自体が自分のチカラになったり、ため込んだ感情の解放になるという人とネガティブな話を繰り返すたびに辛くなる人とがいるので、傾聴する切り口も少しずつ違ってきます。

今日の最初の気づきはその切り分ける分け方には一定の法則があるということです。話し手が自由に話をするということになっていても無意識に枠組みを考えてしまいます。その無意識に作られる枠組みには一定の法則があります。

一番わかりやすいのはクライアント中心療法、傾聴などを学んでいるかどうかです。

傾聴の合間合間に「自己一致」「共感」のような単語を織り交ぜてくる人の多くは傾聴を勉強しています。そして、傾聴はこのような形でないといけないと信じているのでその流れに乗って話をしてくれます。聴き手としては「クライアント中心療法を学んでいるな」と察したら「クライアント中心療法のノウハウに沿ってお話しください」といって聴いていれば良いことになります。あるいはクライアント中心療法のノウハウからあえて逸脱して、今何をしているのかを悟られないように傾聴をすることになります。前者は話し手が自発的に関わってくれれば良い効果が出ますが、クライアント中心療法はこうあるべきという枠組みから外れることは難しいと言えます。後者は聴き手の動きがクライアント中心療法から逸れる一方で警戒されずに傾聴できるメリットがあります。つまり、こうあるべきに沿わない流れで話をしてくれるのです。実はこれが一番傾聴の質を高めてくれます。「こうあるべき」を忘れてもらうのです

 

 

2.共感

みなさんは共感を示すときどんな方法でやりますか?
多くの人は共感の言葉を使うのではないでしょうか?

今日1日傾聴をして感じたのは共感を非言語で返すと話し手の内的な世界観が自分に投影されるのでミスコミュニケーションを防げる。ということです。

 

聴き手が

「それは大変でしたね」

と言葉にしてしまうと話し手が「違います」という余地がありますが、

「大変だったんだな〜」という表情をするだけならば

「苦痛だった」と理解してもらえた。(話し手が聴き手に投影した感情)

のように当てはめる言葉が違っても話し手が自分の世界観で言葉を補うのでずれにくいのです。

 

共感とは

共感することではなく、共感してしまうこと。

さらには共感したと感じてもらうことを言います。

これらは言葉の上では似ていますが、実践上はかなり異なります。

非言語で伝え返しをすることで「共感したと感じる」という現象が起きやすくなります。

 

3.傾聴レベルチェック

傾聴をする側の立場で参加した方も何名かおられました。

その中で多かったのが「自信のない傾聴」です。

 

「あ、間違った」「あ、わからなくなった」と

表情やセリフから読み取れてしまうと傾聴する側の理解度のなさが明確にわかってしまいます。

慣れないうちは内心焦っていても冷静に振舞うことが一つのスキルと言えます。

レベルチェックした人たちは自分自身の弱点を明確に理解できたので、何を努力したら良いのかがよくわかったようでした。「今まで傾聴してきて、何を改善して良いか分からなかった」「自己評価と他の方の評価の違いがあることは気づきだと思う」

そんな感想を漏らしている方もいらっしゃいました。

 

4.今後の活動予定

傾聴体験会は不定期で開催していきます。メインのイベントではないので告知をよく見ていてください。

今回の告知も2週間くらいだったので見落とした人が多かったようです。

次回の傾聴体験にご期待ください。

 

 

2件のコメント

  1. 体験会参加しました。zoomでの参加で、ちょっと慣れないなーという感じ。いろいろと事情もあり、ほんとに聴いてもらいたことは別なのかも・・・と思いつつ、「とにかく、傾聴の体験がしたい」という気持ちで時間を過ごしました。
    体験した感想は、お話聴いてもらってる間に、「あ わかった!」という感覚があって、それを何度か繰り返して、最後に勝手に着地した感じでした。最後にたどり着いたのは、「大切な人に、今のこの気持ちを知っていてもらいたい。」でした。私の心と体の体験としては、「もやもやしてるなー」「なんだろー まだすっきりしない」「なんかあるんだよねー」という感じが、最後に「あ この瞬間 すっきり!」と変わっていく感じでした。すっきりしたのは、上に書いた言葉が見つかったときでした。
    おもしろいのが、お話を聴いてもらった後に、まだ、私の心がいろいろと動いているところ。傾聴の枠の時間だけでなく、その時間をきっかけに、次につながることを探している感じです。そうこうしていると、CMで、石田ゆりこさんが、「見えないところでがんばっていること、知ってるよ!」と言っていました。「あ、ありがとう…。知ってくれていて」(笑)
    今回の傾聴は、私にとっては、こういう体験でした。
    いつか、勇気をもって聴き手にチャレンジできたらなと思っています。ありがとうございました。

    1. Author

      「大切な人に今のこの気持ちを知っていてもらいたい」
       
      これ、ありますよね〜ある!!
       
      「こんなことを閃いた」
      「こんな風に葛藤した」
      「簡単なことではなかったけど決めた」
      「理不尽さを飲み込んで微笑んだ」
      「まだ先が見えていないけれど『大丈夫』といった」
       
      そんな時に大切な人がしっかりとわかっていてくれたら、それだけで良かったと思えるかもしれませんね。
       
      そよさんがおっしゃるとおり傾聴は傾聴をする時間の前にも後にも広がっていると思います。
      「ああ、今日はあの人に聴いてもらえる!何を話そうかな!どんな気持ちを伝えようかな!笑ってくれるかな?理解してくれるかな?」
      そんな風に楽しみにしたり、緊張したり、想像をして、
      「今日の傾聴、こういうことだったのかな?あの感じはなんだったんだろう?」
      と余韻が残ります。
       
      そう考えると傾聴は30分なり1時間の作業ではなく、人と人との深い関わりなのだなと実感できます。そよさんのおかげです。
       
      ありがとう^^

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