傾聴講座 町田 第1期2日目

傾聴講座2日目を開催しました。

傾聴講座@町田 第1期2日目

傾聴のスキルではない部分を身につける。これがこの傾聴講座のキモです。2日目の朝、ウォーミングアップをして実感したのは「うまくなっている!」

1日目に気になってしかたがなかった「わざとらしさ」や「硬い感じ」「嘘くさいセリフ」がなくなり、聴く人・話す人がつながり、会場全体の一体感を感じました。

1.舟のワークの効果

柳生新陰流と呼ばれる剣の極意のひとつに舟を使ったものがあります。

一艘の手漕ぎボートのような舟に向き合って立って立ち合いをするのです。当然舟は揺れますし、踏み込めばそのチカラが相手に伝わります。

傾聴はまさにその感じ取るチカラ、洞察力、感応力をつかって相手の気持ちの揺れをキャッチするものです。舟のワークとは理論では伝えきれないその感覚を身に付けるものです。

1日目に1回だけ体験したこの舟のワークの感覚が1ヶ月後のこの2日目に生きていることが素晴らしく嬉しく感じました。長年講師をしていると「前回伝えたことがどれくらい身についているか?」は非常に気になるところです。近年稀に見るほど、目をみはるほどの変化に感動する気持ちすら出てきました。

自分の深い部分とつながり、相手の深い部分にアクセスし、舟に乗っているように同調し、(教えていない領域ですが)会場全体が一体になっていました。素晴らしいスタートで2日目が始まりました。

 

2.道の感情との出会い・追体験

詳細は講義を体験した方が良いので書きませんが、感情の共有と分析、表現を実際に行いました。多くの人は偏った感情しかもっていません。「その感情知りません」という言葉が頻繁に出てきました。傾聴をしている人たちですら知らない感情がたくさんあるのです。生涯で一度も体験したことがない感情を共感できるでしょうか?

そして、それらを追体験していくことで脳内に感情を中心とした一連のネットワークが作られます。子育てに慣れている人ほど「子供を育てる話」を聞いているだけで「喜び」「希望」「不安」「退屈」「繰り返されるストレス」「投影」「葛藤」さまざまな感情が想起されます。「子育ては楽しいもの」「子育てはつらいもの」と簡単に定義できるものではないのが実感できます。

 

3.完成されているという幻想

傾聴とは相手の中にある完成されているものを取り出す作業でしょうか?

傾聴する時の表情、傾聴直前にしていたこと、会場の別の人が話している会話の内容、視界の端っこに見えてしまっているポスター、うなずきの数、、、それらによって、表現される内容は変化します。

傾聴とは完成品を取り出すのではなく、生みだしながら取り出すものです。

 

この傾聴講座には皆さんが
その「生み出す過程」に敏感になるような流れがあります。

 

小さくうなずくとその話題が広がり、うなずきをやめると広がりが止まる

 

そうやって生み出されてくる話を受け取り、徐々に強くなっていくその背後にある気持ちを聴く。

 

傾聴の基礎は「話し手100%」で話を聴くこと。

でも、応用は「聴き手が影響してしまうことを自覚すること」です。

 

これが矛盾しないのは「話し手100%」で目指している境地は意識できるレベルでの話であり、無意識のレベルでは聴き手が「先生」なのか「小学生」なのかによって当然話題や表現方法が変わりますし、無意識のうなずきひとつでも表現方法に影響を及ぼしてしまうのです。その無意識の影響力を自覚できるようになると「ともに生み出す」という感覚に近くなります。

そんなことを伝えられる日が来るとは実は思っていませんでした。

たった2日間でここまで受け止めてくれた受講生に感謝したい気持ちになる講義でした。

 

4.傾聴講座の感想

傾聴講座 町田 第1期2日目(感想文2)

傾聴講座 町田 第1期2日目(感想文3)

傾聴講座 町田 第1期2日目(感想文4)

 

 

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