介護現場で傾聴する時間がない。だけど・・・

介護現場で、傾聴する時間がない。だけど・・・

介護現場では傾聴は非常に重要です。介護に関わる人の多くがその事を認識していると思いますが、実際に満足のいく傾聴を出来ている人は少ないでしょう。
「もっと、時間があれば」
「もっと、職員がいれば」
と半ば諦めてしまっている人もいらっしゃるかと思います。なかには就業後や自分の休憩を削って傾聴している人もいらっしゃるでしょう。
本来であれば、じっくりと傾聴する時間を取れる事が理想ですが、これから超超高齢化社会を迎える日本では、それはおそらく不可能です。
そのような状況を考えると、傾聴ボランティアをして下さる方は非常に貴重です。ぜひ、興味がある方は一度施設や、社会福祉協議会にお問い合わせいただければと思います。

介護職員がじっくりと傾聴する時間を取る事は難しいですが、だからと言って諦めてしまっていい訳ではありません。限られた時間の中で、いかにしてご利用者に関わるかという事を見て行きたいと思います。

1.挨拶

施設介護では、そこで多くのご利用者が生活されており、特殊な空間になっている事が多くあります。初めて施設に行って驚かれる方も多いでしょう。その為、業務に追われている事もあり、本来当たり前であるはずの挨拶もそぞろになっている職員も多くいます。挨拶をする事は、その方を受容しているとも言えるでしょう。挨拶と共に交わすほんの少しの会話が、ご利用者との信頼関係を築き、笑顔を引き出す事につながります。

2.業務を行いながら

認知症の介護の先進国であるスウェーデンでは、『オムソーリ』のケアというものを実践しています。見守りと自立支援を徹底的に行うという取り組みですが、訪問する短い時間の中で、とても多く話をされると言います。たとえ業務を行いながらであっても、日頃から信頼関係を築き、傾聴するという在り方が出来てさえいれば、ご利用者にも満足して頂けるでしょう。

3.質を高める

一番大切なのは、どれだけ気持ちをこめて関わるかです。例えどれだけ時間を掛けたとしても、その背景に気持ちが無ければ意味はありません。限られた時間の中で、どうすれば質を高める事が出来るでしょう?
そこには、様々なアプローチが考えられます。
「もしかしたら、これが最後の会話かもしれない」と思えば、目の前にいるご利用者との時間がとても貴重なものに感じられるかもしれません。
「今日は笑顔で10人とご利用者と話をしよう」と目的を持ったり、ゲーム感覚でやると、ご利用者へ関わるモチベーションになるかもしれません。
自分が介護の仕事をする事や、ご利用者に良い影響を与える事で、どのような良い事があるかを考えてみる事も良いかもしれません。

その他にも、限られた時間の中で出来る事は多くあると思います。「〇〇だから無理」と思っていては、それは見えてきません。介護の現場でされている工夫などありましたら、ぜひ教えて頂けると嬉しいです。

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