傾聴の定義

傾聴ってなんだろう?

傾聴って何だろう?と傾聴を学び始めると改めて考えてしまう時期ってありますよね。

コミュニケーションの幅も人間関係のバリエーションも様々ありますから、傾聴と一言でくくる事はなかなか難しいところがあります。

「傾聴」という単語を調べてみても、辞書や書かれている本やサイトでもその定義は様々です。

特に近年はカウンセリングのみならず、医療や営業、家族間、教育現場など様々なところにも傾聴の重要性が説かれ、その現場、立場において傾聴の定義が変化していきました。ある辞書によれば傾聴とは「真剣に話を聴くこと」と出てきます。

確かにそうではありますが、オンライン傾聴講座における傾聴の定義は、傾聴とは「話し手の主観的な世界観と気持ちを理解しチカラに変える事」と定義づけています。

ここを詳しくお伝えしようと思います。

話し手の主観的な世界観について

人はこれまでの人生のなかでの様々な経験や体験をベースにそれぞれが主観的な世界を持っています。それぞれの物差しや正義感、価値判断で日々生活を送っています。

話し手さんが主観的な世界観を持っているように、聴く側にも主観的な世界観が存在します。このフィルターがあることを自覚して、相手の世界観の理解に努めることが重要です。どうしてそう考えるのか、その背景を理解する必要があります。

気持ちを理解

話し手さんの話している情報ではなく話し手さんの気持ち、心を聴くのが傾聴です。先程の主観的な世界観が理解できたら、どうしてそう考えたり行動したりするかが見えて来ます。そうすると、相手の気持ちを理解することができ、自然と共感することができます。

気持ちを理解するとは、その感情に至るまでのプロセスと話し手さんの世界観の上に成り立つものです。表面上の共感は浅く、場内によっては嘘くささすら出てしまいますので注意が必要です。

チカラに変える

心から共感することができると、話し手さんは理解されたと感じます。たった1人で悩み苦しんでいた孤独感や寂寥感から解放されて自発的に問題解決に向けたチカラを得ることができたりします。人は元気になると今まで感じていた問題の大きさや捉え方が変わります。逃げていた問題に立ち向かう勇気に変わることもあります。傾聴でチカラに変えるというのは、アドバイスをしたり励ましたりということではありません。話し手さんの話を聴き理解し、その気持ちを共感することで話し手さん自らがチカラを得る。言い換えるならばチカラが湧いて出てくるという感じでしょうか。あるいは、先の見えない真っ暗なトンネルに一筋の光を得るといった感覚をもたれる方もいるでしょう。必ずそうなるとは限りませんが、聴き手は話し手さんの気持ちへの理解に一心に努めることが姿勢として大事であると言えます。

傾聴とは、話し手の主観的な世界観と気持ちを理解しチカラに変える事。是非あなたにも話し手さんのチカラに変える傾聴ができるようになりますように。

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