ケアとは「いつくしむ気持ち」

ケアとは「いつくしむ気持ち」

ケアとは広い意味だとペットの世話やトリミングから赤ちゃんの世話、手入れ、配慮までを指します。

狭義には介護、看護を指しますが、傾聴はそのどちらにも重要な要素です。

 

1.ケアの中心はいつくしみ

介護や看護は職業名です。仕事として関わるとどうしても知識や技術が先行してしまいがちですが、ケアの中心はいつくしみです。

いつくしみの気持ちから赤ちゃんやペットの世話をしたいと感じることも多いと思います。愛している。大事な存在。そう思うからこそ何かをしたくなります。上手にしたくなります。それがケアではないでしょうか?

どうやったらその人が楽になるのか?

どうやったらその人が心地良いのか?

どうやったら痛みを取り除けるのか?

そんないつくしむ気持ちが形になって、ケアをするための知識や技術が生まれたのだと思います。

 

2.いつしかケアの形が残り

介助の仕方、看護の仕方、知識は全ていつくしむ気持ちから来ています。しかし人はその問題が整理させるほど。知識化するほど、本来のいつくしむ気持ちから離れてしまうようです。

3.11の時には気持ちが先行して、現地に駆けつけた人がたくさんいました。知識や技術は少なくてもケアする思いにあふれていました。

熊本の震災では

今日はボランティアさんが15人必要です。のように効率的な指示ができるようになりました。3.11の教訓を生かしたのですが、なんだかケアしたい気持ちが萎えてしまった人も多かったようです。指示されたり、仕組みに組み込まれると感情が乗りにくいからではないかと私は感じています。

医療福祉の現場では効率も大事、場合によっては収益も大事です。そんな中では「ケア=作業」という気持ちが湧いて来てしまうこともあります。

ケアとは目の前の大切な人、愛おしい人をいつくしむ気持ちからするものだと思えると知識や技術のありがたさもまた変わってくるかもしれませんね。

 

3.傾聴をケアに生かして

多くの人に「人をいつくしむ気持ち」があります。でも、それが伝わらなくて歯がゆい思いをされている方も少なくありません。それは「ケアの中身」が「ケアされる人の願い、望み、心の叫び」にあっていないからです。

心身を病み、一人にして欲しい時に話しかけけられたり、レクリエーションをするのはケアではなく、苦しいものです。

その人のタイミング、その人の世界観でその人がして欲しいケアをするためにも傾聴はとても大事です。細かい希望をいってくる人もいるかもしれません。わかりにくい人も多いことでしょう。それでも、その人を大事にする気持ちがケアの根底にある「いつくしむ気持ち」ではないでしょうか?

傾聴は表現しにくい、いつくしむ気持ちを形にする上でとてもとても大事なのです!

 

14件のコメント

  1. 「心身を病み、一人にして欲しい時に話しかけけられたりするのはケアではなく、苦しいものです。」
    自分にも経験があるのでよく分かります。
    よく分かりますが一方で、多少はそこを乗り越えてきたものとして、そのような姿を見かけたとき、
    なぜ相談してくれないのか?こちらにはその準備があるのにと、もどかしくなることがあります。

    「ケアの中心はいつくしみです。」「愛している。大事な存在。そう思うからこそ何かをしたくなります。」
    正にそうなのです。根底に愛していて大事な存在と思えるからこそ何かがしたくなります!
    それでも、
    「その人のタイミング、その人の世界観でその人がして欲しいケアをするためにも傾聴はとても大事です。」
    とあり、こちらのもどかしい想いを一旦しまって、じっくり様子を見ながらいつでも準備万端にして待つそのつらさ。
    「傾聴は表現しにくい、いつくしむ気持ちを形にする上でとてもとても大事なのです!」

    傾聴とは、その相手のお話を聴く前から始まっているのだなと、最近よく感じることがあります。
    話を聴くというだけではなく、正にその人の様子をそっと見守り、伺うところから傾聴は始まっているんだなと感じています!^_^

  2. 「ケア」と「いつくしむ」 タイトルを見たときからずっと心に残っていたけど、深く受けとめる余裕がわたしになく、なんとなく今になりました
    わたしにとって「いつくしむ」という行動は、相手のことをいっぱいいっぱい考えて、どうしたら喜んでくれるかな、どうしたら笑ってくれるかな、どうしたら幸せになってくれるかなと、とってもクリエイティブになっている感じです 考えるのにはエネルギーがいるけれど、なぜか考えるほど、やってみるほどエネルギーが増えていく、とっても不思議な状況です 子どもたちが、どんな好きな絵本がすきなのか考えて、探して、読んで 子どもたちが、どうしたらお勉強がわかるのか、考えて考えて、教えて
    エネルギーは減らないですよね

    私でなく、相手が大切
    相手を想うこと、そしてなにかすること自体がしあわせ

    そんな気持ちに後押しされているのが、「いつくしむ」かな

    「ケア」は、いつくしんでもらうことが必要な立場やパーツ
    必要だから、いつくしまれればいい

    「ケア」の必要な対象を「いつくしむ」ことは、エネルギーをうみだすのだと思います
    いつくしまれた人も、次は誰かを「いつくしむ」チャンスがくると思います

    この人大切、この人大好き、この人気になる
    そんな人を「いつくしむ」 しあわせなことな気がします

    1. わたしも、『いつくしむ』ってて、コメントをした後も考えながら、生活や仕事していて、これかなと思ったのが、『この人の笑顔をみたい』ということかなと。
      特に表情暗い、感じの子供とか弱い立場の人に対して思った。どうしたら、笑顔になってくれるだろうとか、ちらっと見せた笑顔が続く生活になるだろうかと、私がどう関わり、進めるといいのかを考えるエネルギーになっているのを感じた。

    2. なぁーなさん
      そうそう 笑顔みたい😊
      それってなんだろう? 愛情?
      人間愛???🌼

    3. たんぽぽ ちえさんへ
      「笑顔見たい」は、本当に何だろうね。。。
      いとおしい感じかな。。。
      私も楽しくなっちゃう感じかな。。
      辛い気持ちが伝わってきて、なんとかしてあげたいっていう感じかな。。。
      いろいろあるけど、「笑顔を見たい」は、私のエネルギーになる、やる気がでてくることかも♥️

    4. 笑顔見たい😊→エネルギー✨→やる気🧚‍♀️
      いいつながりだなぁって思います🌼

  3. 慈しむということ。
    対象が小さく無力だから慈しむ、のではなく…
    外観から受ける印象によらず、例え自分に敵意を剥き出しの存在であっても、根幹は皆、同じ【いのち】であることを忘れないこと。そんな風に私は思っています。

    なぁーなさんのおっしゃるように、上から見下ろされる感じでは、慈しみというよりは施しに近い印象を受けてしまうだろうなぁ、と私も思います。

    自分に~が出来るから、ではなく…
    何の役にも立たないとしても、自分がすべてを失ったとしても、顔を上げて光を探すようなそんな気持ちなのかな、と思います。わかりづらくてごめんなさい(´。・д人)゙

    ありがとうございます。

    1. 訂正追記させて下さい(゜゜;)

      なぁーなさんのお話を勝手に引用しましたが、後半部分、施しという印象を受けるのは私自身であり、なぁーなさんはそこには触れていません。
      書き方ひとつで解釈が変わってしまうのに、配慮に欠いてしまい申し訳ありません。

    2. 平賀佳奈さんへ
      平賀さんのコメントの【いのち】という言葉で、『いつくしむ気持ち』って『尊い存在と感じる』『大切な存在と思う』時の気持ちかなってふと思いました😊
      平賀さん、どうもありがとうございます❤️
      いろいろな人、いろんな考えの人と 、やりとりって楽しいです。
      これからもよろしくお願いします😊´💕

    3. なぁーなさん、おはようございます(^-^)

      コメントありがとうございます。
      尊くて、大切な存在。なぁーなさんの言葉から、なぜか私は【自分を愛する】という言葉を思い浮かべました(〃^ー^〃)

      本来、人は何を為せるかで評価されるものでなく、まずはきっと自分自身に、一番その気持ちを向けることが大切なのかなぁ、と私は考えています。が、一般的な自己愛と呼ばれるモノとはまた違う感覚かもしれません。

      自分が何かに評価を委ねてしまうことが、本当は皆が持っている慈しみの心を、気付きにくくしてしまうのかもしれないと、何となくそんなことを考えました。

      うん(〃^ー^〃)
      色んな話が聴けること、私も楽しいです。
      長くなってごめんなさい。
      お読みいただき、ありがとうございます(*ov.v)o

    4. 平賀佳奈さんへ
      こんばんは、
      自分が誰かに評価を委ねてしまうこと、この言葉にドキッとした。私は、たくさんそうしてしまってると思った。
      社会で生活するから、どうしてもそうなりがちなんだろうけれど、他者からの評価で気持ちが左右されるの嫌ですね。
      自分を愛すること、自分自身に気持ちを向けることを私も大切にしたいと思いました😄
      平賀さんのコメントから、学びがありました。
      どうもありがとうございます❤️

    5. なぁーなさん、
      こちらこそありがとうございます(o^O^o)

      誰が何と言おうと、リンゴは丸じゃなくて∇←こんな形だと言い張ったって悪かないのだと思います。社会的にどうなの?となるので、ひっそりとでも自分の想いを曲げない感覚が、他者の曲げられないモノを見せてくれることもあるかなぁ、と私は考えています(^-^)

      何やら偉そうに長々ごめんなさい_(._.)_

  4. うーん、「いつくしむ気持ち」ってどうなだろう(o^―^o)ニコ
    でも、その人の世界を大切にするためにも傾聴が大切というのは、わかります。
    私は、自分の好きなことを好きなように、好きなペースでやるのが好きなので、「あなたのため」と言われて意にそぐわないことするのが嫌だし、疲れるので、性格的に無理ぽいです。
    でも、好きにするよりも、ある程度人に合わせたほうが楽しいので、、、やってますけれど。
    その差は、相手に横柄さ、偉そう、上から目線で言うという違いかな。
    あ!!傾聴の心の逆だね。

    1. なぁーなさんへ
      いつくしむ、漢字で書くと、慈しむ いい言葉だなぁと思います🙂 儚くて、こわれそうなものを大切に大切にするというイメージかなぁ それは、人の心をそっとさわるような感じなのかもしれないなと思いました🧚‍♀️
      わたし自身が、本当に「いつくしむ」という経験をしたことがあるのか 本当の意味では無いのか わからないけど、とっても価値のある感情のように思いました
      誰かの心を知ろうとするとき、「いつくしむ」を知っていること 大切なことかもしれないなと思いました どうしたら、この感情を体験できるのかなぁ🌼

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