とりあえず頑張れない若者

とりあえず頑張れない若者

ある企業の方から「どうも最近の若者には欲がない」ということを言われました。
高級車が欲しい訳でも、マンションが欲しい訳でもない。給料はそこそこでいいから仲間とハッピーに過ごしたいなどと言っている。とりあえず頑張れと言っても全然頑張ろうとしない、だそうです。
世代の違う人を傾聴する時には、その世代の特徴をある程度知っていることで、相手のことを理解する手助けにもなります。

頑張った結果、何になるのか?

若者と呼ばれる世代の人たちは、物心ついた時からバブル崩壊後の不景気な世の中を生きていきました。
良い大学に行っても大企業で安定して働けるわけではない、でも、とりあえず勉強して良い大学に行くようにと、整合性のない大人の脅しのような押し付け文句に頭を混乱させてきました。
では、何のために勉強して、何のために大学へ行くのか。
頑張った先が見えないのに、大変な勉強を「とりあえず」頑張るのは相当な根気が必要なところで根性論で勉強しろと言われてもやる気は置きません。
そのため指導する側にとっては動機付けが大事でした。
「大学で○○を学んで社会の役に立とう」という社会意識。
「みんなで成績を上げて学校の評価を高めよう」という仲間意識。
「自分の興味ある学問を究めていきたい。」という探求意欲。
そうしたものなしに、ただ「頑張れ」といっても頑張ることはできなかったのです。

頑張った結果、害を及ぼさないか?

テレビでは地球温暖化など環境問題が取りざたされ、節電、エコ、限りある資源を大切に、そんなキーワードとともに生きてきました。学校でも、経済成長を優先させてきた結果、環境を汚染させてしまった近代の歩みを反省するようなことを常々教わってきます。
誰かを押しのけてでも上にいく、そうではなく、限りある資源をシェアしていく、それが現在を生きる若者の基本スタンスです。
そのため頑張った結果、何かを害してしまってはいけない、それが潜在的に植え付けられています。

頑張った結果、何を求めるか?

大切なのは、動機付けなのです。価値も多様化し、1人1人が求めるものも違います。
頑張ってほしいのであれば、傾聴が有効です。
頑張った結果、その人の大切にしている価値観、信念に沿う結果が待っていれば、頑張ることが出来ます。
それは、周りの人がハッピーになることなのか、大切な人の笑顔がみられることなのか、自分が大好きなアイドルのグッズを買うことができることなのか、様々ですが、そこにその人の個性が見られます。

傾聴とは、相手の気持ち、世界観を理解し、チカラに変えることです。
「頑張れ」ではなく、どうすれば頑張れるか、聴きだすことが大切です。

11件のコメント

  1. 私、実はあんまり世代ギャップを感じてないんです。世代の傾向あるんだろうけど、ちょっとしか感じない。
    それより、毎日どんな生活、仕事とかをどんな家族、組織、役割でやって、思いを注いだり、味わってるかで、人の傾向がでるなと感じている。
    世代より、そっちを感じるし、関わり時に配慮するかな☺️

    1. ○○世代と1括りにしないで、その人のパーソナルな部分に触れたいですよね!

    2. 亀ジィさんへ
      そうそう、そうなの。その人のパーソナルな部分に触れると、そのテーストが心に残るんだ。
      なんだろう。。。それは。。。言葉にできないけど、私、そういうのが好きなんだ♥️

  2. 若者に限らず、年長者も無意味なことは頑張れないです。むしろ会社で二十数年過ごしてくると、余計に仕事のための仕事、管理のための生産性のない仕事の多いことか!
    組織が大きくなると、伝言ゲームだけでも、まあ大変^_^最初と最後で答え合わせすると随分違うことを言っています。
    世代間ギャップ。。あると思います、もちろん。
    でも、僕的には世代内ギャップの方が辛かったなあ^_^
    特に僕らの世代は、まだまだ同調性が強い時代だったので、スキーに一緒に行かないのは人にあらずという風潮!なぜに車を買わない?新車が買えるでしょ!えっ興味ない?!そもそも物欲がない??!!
    随分と驚かれて変人扱いされました。カラオケで盛り上がるのもいいけど、もっとのんびり話がしたいんだけど。。
    旅行とか何か体験することにお金かけたいんだけど!って言えば、お前は変わってるなあって。
    でも、気付いたら、今の若い子、草食系なんて言われてるけど、ホントに自分が楽しいと思うことだけにお金使ってますよね。見栄とかステイタスなんてあまり気にしない。。
    無理やり同じ世代の面子に引きずられるように行きてきたけど、僕なんかは、今の若い世代のある意味サッパリした感じが羨ましかったりします!^_^

    1. かずさんはここでいう若者の感性ですね(笑)
      多様な生き方が拡がっていて、それを認め合うコミュニティを作っていきたいですね!

  3. このページを読んで、
    一番印象的なのは、『「頑張れ」ではなく、どうすれば頑張れるか、聴きだすことが大切』というところです。
    頑張れないとやはりダメなのかなと思うと、悲しくなる。というのも、頑張れない私だからです。それは、小さいころから感じていました。社会に求められる頑張ることは、最初に疲れてしまうのです。周りの人のようにはいかないのを感じていました。
    そして、今、それなりに自分の好きな仕事をしていると思っている。やりがいも感じる。ある程度好きな仕事は、選べても、量までは選べない。会社や上司は、頑張れとは言わないけれど、毎年毎年、仕事量が増えていても、全然人員を増やさず、体調不良や障害を理由に業務量ができない人が何人いても、欠員がいても、新しく入ってくれる人がいないければ、欠でやるしかない。この業務量、この質で、苦情来ないようにやってとなる。お客さんに求められるものがあるから、やるせざるを得ない。結果、終わり見えないけれど、頑張るしなかなくなる。
    みんな大変そうだから、上司、同僚のせいとも思わない、仲間的に思えるけれど。。。私の会社だけではなく、傾向として日本社会が全体的にそうなってるんじゃないかと思う。なんか、余裕なく、人に完璧を要求していたり、早く早くになって、ちょっとしたことで、イライラしている人が増えて、会社内やお客とかスタッフという立場の差で、刺激しあっているじゃないのかなと思う。頑張れない人、持ちこたえられない人は、調子悪くなるんだろうな。そういう人を増やしてどうするんだろうと思ったりする。
    能力や才能、人の何倍もの頑張り、特別なチャンスがあるほんの一部の人は、違うかもしれないけれど、結局仕事として成り立たせるためには、仕事内容・量と質が、雇われていても、自営業でも求められているんじゃないかと。毎日毎日一日中ボーと何も求められないのは、それはそれで辛い。なかなか好きな仕事を好きなペースでやって、お金にもしていくのは難しい。
    そうなると、初めに戻るが、『どう頑張れるかを聴きだすことが大切』になるんだろうね。
    私は、頑張れという言葉が嫌いなので、何をどうしたらやりたいになるのか、やりたいというエネルギーでやって、そこからエネルギーもらって、やっていきたい。エネルギー出してうまく回すには、その人の個性と特徴、興味関心とかでやるかな。私で勝負していくことかな(o^―^o)ニコ。
    それを社会と整合させるのが、難しいところ。だからこそ、気持ちとして持つこと、持ち続けられるように聴くことが、大切→昨日学んだ、話し手自身に気づいて、もらうこと大切→どんな風に??どんな流れと質問がいいかなと考えている。これが深められるように教えてもらえるとうれしいな。
    傾聴の意味をまた、みつけられた(o^―^o)ニコ
    今日のお勉強でした。

    1. 頑張れるというか、その人が輝いたり、パワーが出るような社会だといいなと思います。あなたがどれだけ頑張ったか、どんな仕事をしているのかには興味がありませんよ!という空気の中で頑張るのは本当につらい。

      あなたこれが好きでしょう((´∀`*))

      やってみる??

      というように役割をもらえて、きちんと出来たら結果じゃなくて、向き合ったことや頑張ったこと、工夫したこと、込めた思いをわかってもらえたらパワーが出るなぁ〜

      こうやって記事を書いていて、反応してくれる人がいるのはとても幸せなことだと思います。

      ありがとう((´∀`*))

  4. 世代の違いによる時代背景、受けてきた教育で、大切にしているものが違うこと納得です どの世代の価値観も当事者にとっては、「当たり前」のことだから、なかなか立ち位置を変えてみることが難しいなと感じることもありますねー
    最近、「世代交代」🌱という言葉が気になります 古い世代が新しい世代に席を譲ること 時代が新しくなったのだから、古い世代は身を引き、新しい時代を作っていくことでしょうか 古い世代にとっては、悲しい言葉もしれません でも、もし、「交代」ではなく、「交流」となり、お互いの世代の価値を認め、刺激し合うことができれば、大きな力💪を生み出していくことができるのかなとも思います そのためには、お互いの世代の価値観、世界観を知り、認める姿勢が必要なのかなと思います

    私も、いつの間にか、そんなことを考える世代になってきたのかな
    時代の流れの中で、いろんな「世代」の価値を受け止め力にできるオトナ🧑になっていけたらなあと思いました🌼

    1. 世代交代
      難しいテーマですねー

      若い世代がやろうとしていることは、本当に新しいから、古い世代が謙虚に耳を傾けないと理解できないですよね!

      僕は45歳ですが、
      本当に本当に世代間の違いを理解するのは難しいと感じます。社会が縦から横になって、仕組み、繋がり、信頼関係、、、いろいろなものに価値を見出す人が出てきていますね。

      先日、ある進学校で講演をしたときのこと。
      教頭先生が、論語を引き合いに出して、人生がみえてきて、自分の言動に責任が持てるようになるでから、やりたいこととか、好きなことを考えなさい。と言っていました。間違いじゃないですが、生徒の目が死んでいました。生徒がやりたいことを見つけたり、夢中になったり、つき進めるように、責任の部分を引き受けるのが大人、教師ではないかと僕は思いましたが、グッと飲み込みました。教頭先生が雇い主なので|ω・`)

      別の機会に
      教頭先生の勉強会で講演したときのこと
      50人の教頭先生は不祥事を起こす先生や生徒を出さないように地域で起きてしまった不祥事を共有して、学んでいました。これも真実なんでしょうね。彼らの中に不誠実な人はいませんでした。むしろ必死でしたよ。でも、昭和の匂いがしてましたね。現代風じゃない。

      分かり合える社会のために傾聴が生きたら嬉しいです!!

      現場の声は本当に気づきになります。励みにもなります。ありがとうございます!

  5. 世代ごとに社会的背景が違い、もちろん各々価値観が違い、「当たり前」が微妙にズレている。それをお互いが気付かずに押し付け合っていては、擦り減るばかりだと感じています。
    親や先の世代に植え付けられたモノが、本来の姿を隠してしまっているのだとしたら、傾聴することで根幹が見えてくるのかな、と感じました。参考にしたいと思います。ありがとうございます。

    1. どんな技術も仕組みも最初は誰かが誰かに向けた愛情なのだと思います。特に0から1を作っている人たちはこの人を助けたい、この社会を良くしたい、子供たちに素晴らしい未来を引き継ぎたい。そんな思いで工夫をしたり、仕組みを作ったりしています。

      その根っこにある愛情を忘れてしまったら寂しい社会になってしまう気がします。オンライン傾聴講座の宝物はここに書かれた記事ではなく、関わってくださる皆さんの存在や温かい気持ちです。

      それが「すり減らない社会」につながっていく気がします。

      平賀さんいつもありがとうございます!!

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